2012/02/01

330-鳩山元首相「友紀夫」に改名…識者は「自己満足」

鳩山由紀夫元首相が4日、北海道室蘭市で行った後援会会合で、政治活動名を「鳩山友紀夫」に変更する考えを表明した。自らの政治信条である「友愛」の一字を取る。「東日本大震災で絆の大事さに気付いた。絆はまさに友愛だ」などと理由を説明。消費税増税で分裂危機の民主党内に友愛精神を訴える狙いもありそうだが、識者からは冷めた意見も出ている。

「友紀夫」になっても読み方は「ゆきお」。震災をきっかけに「絆の大事さに気付いた。絆はまさに友愛だ。名前に“友”を入れて理解を深めたい」と説明した。

「友愛」は鳩山氏が祖父の鳩山一郎元首相から受け継いだ政治信条。昨年5月に北京で行われたファッションショー「東京ガールズコレクションin北京」にゲスト出演した際にはステージでも「友愛の伝道師の鳩山由紀夫です」とあいさつしている。この日の会合終了後、記者団に「友愛精神が十分に伝わっていない」と述べ、友愛精神を広めるための改名を強調。戸籍名を変更するかどうかは家庭裁判所と協議するとした。

民主党の分裂を回避したい考えも見え隠れする。中心メンバーとなった結党から16年。野田佳彦首相が消費税増税関連法案の3月提出を目指していることに対して、党内は賛否の声で二分され、法案の採決となった場合には大量の造反者が出ると考えられる。最大の危機を迎え、両派に友愛精神で融和を呼びかけたいようだが、政治評論家の浅川博忠氏は「本人の自己満足で、全く無意味」と切り捨てた。

鳩山氏は10年6月、首相辞任を表明した際、政界引退も宣言。ただ同年10月には「議員を続ける方向に気持ちが傾いている」と、わずか4カ月で撤回。この日の会合でも「日本を世界に尊厳をもって迎えられる国に育て上げたい気持ちで燃えている」と政治活動の継続に意欲を示した。浅川氏は「元首相といえども今度の選挙は予断を許さないので、その話題づくりもあるのでは」とみている。

鳩山氏は消費税増税について「前のめりの姿勢を改め、国民に理解してもらえる方向で議論を進めないと大変危険なことになる」と野田首相をけん制した。

http://www.ft.com/intl/cms/s/0/15de6adc-4e7a-11e1-aa0b-00144feabdc0.html#axzz1lVKWrlf8

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