2011/05/29

(80)犬が着用する240万円のアーマードスーツ/ロシアもイギリスも垂れ流し、中国はチベットに 「現代のババ抜き」核廃棄物はどこへ捨てる?「技術先進国」日本とドイツが降りたら、あとは大変


韓国、昨年SCMで米国に「日本を仮想敵国に」要請

  「昨年10月に開かれた韓米定例安保協議会(SCM)で、韓国政府が米国政府の『核の傘』提供の削除を求めると共に、日本を『仮想敵国』と表現することを求めていた」との主張が出ている。
  17日に行なわれた駐米大使館に対する国政監査で、無所属の鄭夢準議員が指摘したもの。鄭議員は「韓国政府がそのように主張したが、米国が拒否したと聞いている」と付け加えた。また「韓国政府内にこうした考えを持つ人がいることが心配だ」と指摘している。質疑を終えた鄭議員は「どこで同情報を得たのか」という記者の質問には答えず「そういう発言があったから、調べれば確認できるだろう」と述べるにとどまった。
  また、米日同盟などを考えれば韓国政府がこうした意見を出せるだろうかという質問には、「核の傘提供」の削除要請も通常なら考えられないのではないかと反論。続いて鄭議員は「韓半島有事の際に米軍の後方支援を行なえるよう日本が関連法律をまとめており、韓国は支援を受けることになるにもかかわらず、韓国政府内にこうした考え方の人がいるのは非常に心配だ」と語った。
  一方、鄭議員の質問に対し答弁に立った李泰植(イ・テシク)大使は、こうした問題が提起されていたとは考えていないと応えた。だがワシントンの外交消息筋は「鄭議員の話が正しい」と述べた。同筋は「鄭議員はこの日、昨年SCMに深くかかわっていた米国側の人物からそうした話を聞いただろう」とし「当時韓国代表団が、北東アジアにおいて日本の潜在的脅威が大きいとの点を強調し『仮想敵国』に触れると、米国側は一考の価値もないとし断った」と伝えた。

犬が着用する240万円のアーマードスーツ
米ホワイトハウスの極秘プロジェクトであった、アルカイダ指導者オサマ・ビンラーディン容疑者の襲撃において、特殊部隊SEALとともに完全武装した犬、アーマードドッグが活躍したことはあまり知られていない。犬が3万ドル(約243万ドル)の最新鋭の専用装備をまとったことも話題となっている。
メーカーの「K9 Storm」公式サイトによると、45口径の弾丸にも効果的な防弾チョッキはもちろんのこと、遠隔から映像を確認できる暗視スコープ付きカメラ、さらには遠隔から指示を送ることができる装置なども備えられているという。
しかも水陸両用だという。頑丈でしかも最先端の機能を装備していながらも、犬の高い機動性を妨げないように軽量化を図っているという。




■ロシアもイギリスも垂れ流し、中国はチベットに 「現代のババ抜き」核廃棄物はどこへ捨てる?「技術先進国」日本とドイツが降りたら、あとは大変

「今から5000年前、エジプト人は高濃度の核廃棄物を地中深くに埋め、その上に巨大なピラミッドを建立した。絶大な権力を誇ったファラオたちはそこに埋葬され、死後は守護神として、母なるエジプトの大地を永久に放射能汚染から守り続けることになった。後世、ピラミッドに忍び込んだ墓荒らしたちが決まって不審な死を遂げたのは、地下から立ち上ってくる放射線の影響であったことが、すでに明らかになっている。
なお、古代エジプト人は核の貯蔵期間を5000年と定めており、来年2012年が、第三王朝ジョセル王のピラミッド下の核貯蔵の保証が切れる年となる。当時、1万年は安全と言われた保存容器だが、5000年の歳月を経た現在、どういう状態になっているか、専門家もよくわからない。
ただ、なんらかの放射漏れが起こっている事はほぼ確実とみられている。前ムバラク大統領はそれに合わせ、核廃棄物の取り出しと安全な再貯蔵の検討を進めていたが、惜しくも失脚してしまったため、計画は頓挫している。なお新政権は、『我々はジョセル政権の直系の後継ではない』として、計画の引き継ぎを拒否する模様。エジプトの環境保護団体は事態を重く見ており、一刻も早く古代の核廃棄物を安全な場所に移すため、超党派ならず、超国家間での取り組みを要請している。
一方、市民の間には、貧困にあえぐ現代のエジプト人が、なぜ豊かに暮らした古代人のゴミの後始末をしなければいけないのかと不満の声が高まっており、5000年前の核廃棄物は、エジプトの世論を真っ二つに分ける不安材料となる可能性が強い」

以上は、もちろん私の作り話だが、現実も似たようなものだ。

100基以上の原発を稼働させているアメリカ合衆国は1987年、ネバダ州ユッカ・マウンテンに高レベルの放射性廃棄物の最終処分場を建設するプロジェクトをスタートさせ、砂漠の地下200メートルの地点に、20年以上も坑道を掘り続けてきた。ユッカ・マウンテンのあるネバダ砂漠というのは、アメリカが800回も核実験をしてきた場所だ。雨がほとんど降らず、人もいない。そして地下水は地下500から800メートルという非常に深いところにあるので、核廃棄物の貯蔵容器と水分との接触も起こらないとされている。
完成した暁には7万トンの高レベル放射性廃棄物を永久処分するはずだったが、オバマ政権になって急にプログラムが中断された。このような巨大な時間的スパンにおいては何が起こるか分からず、ネバダ砂漠自体が水没する可能性さえ否定できないという。
中でも私が一番腹に据えかねるのは、永久貯蔵施設の耐久性の保証期間を、1万年にするか、それとも100万年にするかという議論だ。このような絵空事を、あたかも討議可能なテーマであるかのように扱い、真摯な顔で語る人間を私は信じない。私が自分の決定に責任を取れるのは、私の生きている間の話だ。
1万年後のことを語る人は、たとえ1万年後に人類がまだ生きていて、ネバダ砂漠が水没していないとしても、もし放射能漏れが起こっているなら、いったい誰に核廃棄物をほじくり出させよういうのだろう。エジプト人が原発も核兵器も持っていなかったのは、私たちにとって本当に幸いなことだった。
ただ現実問題として、アメリカの高レベル核廃棄物の総量はそろそろ7万トンに達しようとしており、この施設が使えないとなると、大変困ることになる。現在はとりあえず72か所の貯蔵施設に分散してあるが、とりわけ困るのは、それが年々増えていくことだ。

■イギリス政府が隠した「原発事故」の死者

現在、世界中に400以上の原発があり、そこから高レベルの放射能を発散する廃棄物が出る。しかし、廃棄物の安全な最終処理を行っている国は、まだ世界のどこにもない。先日、福島で低レベルの汚染水を海に流したら、ロシアが抗議してきたが、実は、おそらく世界で一番危ないことをしているのはロシアだ。
モスクワから西1500キロ、南ウラル地方のマヤークというところに原発がある。なんと、スターリンが40年代にアメリカに対抗して作らせたという年季の入った代物で、それが驚いたことに今でも稼働している。1957年には大事故が起こったが、ひた隠しにされ、事故の状況や被害者の数などは、まだ公表されていない。確かなのは、今日のマヤークが、少なくともチェルノブイリと同じぐらい激しく放射能汚染された場所だということだ。
マヤークには原発だけでなく、使用済み核燃料の再処理施設もある。再処理をすると、高レベルの放射性廃棄物は減らせるが、中・低レベルの廃棄物が大量に出る。現在どの国も、それらの廃棄物を安全に貯蔵するために手を焼いているのだが、マヤークではなんと、液状の物は川に放出している。どっちみち汚染されているから構わないという理屈だろうか。そればかりか、ロシアは2001年より、外国の使用済み燃料の処理も引き受け始めた。自国民の健康も、環境問題も考えなくてすむのなら、これほど儲かる商売はない。
一方イギリスは、低レベルの液状廃棄物を恒常的に海に流している。イギリス北西の町セラフィールドの原子力センターは世界的に有名だが、ここで発生した低レベルの廃棄物はアイリッシュ海に捨てられる。当然のことながら、アイルランドとノルウェーがひどく迷惑している。それでも、近海で漁業が営まれているというから、何だか腑に落ちない。
なお、ここの原発は、マヤークと同じく1957年に大事故を起こした。しかし、当時の政権は事故をひた隠しにしたため、避難が遅れ、死ななくてもよかったはずの多くの住民が死亡した。汚染水も大量に海に垂れ流された。事故が公表されたのは、30年も後のことだ。
かつての海軍王イギリスは、どうも昔から、手に負えない核廃棄物を海に捨てる悪い癖があるようだ。IAEA(国際原子力機関)の資料によれば、49年から82年の間に多くの国が核廃棄物をドラム缶に詰めて海洋投棄しているが、イギリスの捨てている量が群を抜いている。大西洋と太平洋に投棄された放射能量の76.6パーセントがイギリスの物である。アメリカはその10分の1に過ぎない。

イギリスの次に多かったのがスイス。スイスは山岳国家で海がないのに、わざわざ海に持って行って捨てていたかと思うと、何だか腹が立つ。汚いものはなるべく自分とは関係のない遠いところへという魂胆が見え見えだ。
そういえばスイス人は、世界中の汚いお金を集めて富を築いていることなどおくびにも出さず、常に清廉潔白な顔をしている。国土は天国のように美しく、レストランもトイレも無菌の実験室のように清潔だ。
話を海洋投棄の話に戻す。前述のIAEAの統計には旧ソ連が抜けている。旧ソ連は原発だけでなく、核兵器も持つ。北海に投棄された核廃棄物の45%以上が旧ソ連の物だったことは分かっているが、正確な資料はない。
海洋投棄は、最初は各国が個別に行っていたが、67年からはOECDと原子力機関の下、各国が協力して行うことになった。72年にはそのための条約が採択された。「みんなでやれば怖くない」条約だ。82年以降は、海洋投棄はほとんど行われていないということにはなっているが、本当のところはよくわからない。また、すでに投棄された物の量も、容器が海底でどうなっているかもわからない。
海は広いため不法投棄の把握が難しく、深い海溝に投棄するのでアフターケアもできない。人類は、地球に対して取り返しのつかない罪を犯しているような気がする。

■チベットに核廃棄物を捨てた中国

さて、世界初の最終処分場を、2015年よりフィンランドが建設し始める。高レベルの核廃棄物を10万年貯蔵しておく施設だ。場所は細長い国土の西岸にあるオルキルオトという島で、花崗岩の地層深くに埋める。10万年後、誰かが思い出してくれるだろうか。
向かいはスウェーデンで、よく文句を言わないものだと思ったら、スウェーデンもやはりフィンランドに向かった海岸に、10万年用の最終処分場を建設予定だそうだ。いずれも目立った反対運動は起こっていない。スカンジナヴィアは人口密度が少なく、国土に対する感覚や、政府に対する信頼度が違うのかもしれない。いずれにしても、ロシアやイギリスのように海や川に垂れ流すよりはましだろう。
さて、私たちにとって、今、一番怖いのは中国だ。現在稼働している原発は11基だが、建設中と計画中のものが16基。64年から96年の間に新疆ウイグルのロプノールで46回も核実験を行い、日本に「黒い雨」を降らせたという前科もある。当時の核実験では、190万人ものウイグル人が亡くなったという(『中国の核実験』高田純著・医療科学社2008年)。溜まっている廃棄物は、すでに相当な量のはずだ。
中国はこれまでは、核廃棄物のほとんどをチベット高原に捨てていた。ダライ・ラマが怒ったのも無理はない。2030年から40年頃をめどに最終処分場を建設する予定といい、現在はその場所を調査中。白羽の矢が立つのは、また新疆ウイグルやチベットといった少数民族の住む地域なのだろうか。
ドイツは「フクシマ」後、完全に脱原発の方向に動いており、自然エネルギー発電への莫大な投資が始まっている。この調子でいけば、15年後ぐらいには完全に脱原発を果たすかもしれない。日本も福島で懲りたので、おそらく脱原発は主流になっていくだろう。流れとしては結構なことだが、今まで出た核廃棄物の問題は残っている。
日本やドイツといった高度な技術を持った国が、原発だけでなく、核廃棄物処理の研究からも降りてしまうとすれば、これは絶対にまずい。この研究は、お金が掛かるばかりで利益は齎さないから、ロシアや中国が本腰を入れてやってくれるとは思えない。かといって、アメリカとフランスだけに任せるのは無理がある。日本とドイツが協力するべきだろう。
世間では、原発の安全性の問題ばかりが取りざたされているが、本当の問題は核廃棄物の処理だと私は思っている。どんなに安全性の高い原発を作っても、核廃棄物をあいまいな形で後世に残すのでは、あまりにも無責任だ。
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